原料処理技術

醗酵の環境を整える原料処理技術

洗穀・浸漬技術

米、麦、大豆といった原料に合わせて、洗穀・洗浄・浸漬のための機器を多彩にラインナップ。回転式自動洗米浸漬装置や吸引ネット式洗米水分離機、サナ板付浸漬タンクなど、独自の特化技術を駆使した機械を製造しています。

 培養を行う上でその栄養源となる穀物原料を微生物が利用しやすい状態にするため、デンプンやタンパク質の変性を目的に熱処理します。併せてその穀物原料の殺菌も行うため、安全性、サニタリー性に優れた機械装置を開発しています。

 こうした原料処理を行う機械装置にはさまざまな形態のものがあり、使用する原料によっても異なります。また、洗穀(洗米)、浸漬(吸水)、蒸煮、冷却、原料輸送についても多彩な湿式処理技術を有しており、原料処理工程の高度な省人化をトータルに提案できます。

◆吟醸酒向けの「回転式自動洗米浸漬装置」

白米の計量、洗米、リンス、浸漬吸水、白米表面付着水の強制脱水、吸水率自動計測、浸漬米の払出しまで行い、同時に白米の吸水歩合を一定に保つことができる画期的な装置です。

[ 受賞 ]
H8.10.発明協会より「発明奨励賞」(サナ板付浸漬タンク)
H18.11.食品産業新聞社より「第36回食品産業技術功労賞」(回転式自動洗米浸漬装置)

蒸煮技術

白米を均等に蒸し処理する無圧蒸煮、大豆などの原料を高圧短時間で処理する加圧蒸煮の2方向から技術を追求。半世紀以上もロングヒットを続ける加圧蒸煮装置(NK缶)をはじめ、スチールベルト式横型連続蒸米機や連続加圧蒸煮装置などがあります。

◆原料歩溜りの向上と製品コストの引き下げ及び合理化に大きく貢献する「連続加圧蒸煮装置」

ロータリーバルブは模型タイプと堅型タイプがあり、特に堅型タイプは丸大豆処理における排出用ロータリーバルブとして高い評価を得ています。

[ 受賞 ]
S49.11.食品産業新聞社より「第4回食品産業技術功労賞」(FM式連続蒸煮装置)
S50.3.機械振興協会より「第5回中小企業向け自動化機械開発賞」(連続蒸煮装置)
H9.10.発明協会より「発明奨励賞」(スチールベルト式連続蒸煮装置)
H21.12.食品産業新聞社より「第39回食品産業技術功労賞」(醤油製造用連続蒸煮システム)

冷却技術

最も普及しているネット式連続冷却機のほか、雑菌を寄せ付けず衛生面に優れたスチールベルト式連続冷却機、上方への送風により抜群の冷却効率を実現したアップワードフロー方式連続冷却装置など、用途に応じた冷却方法を選択できます。

◆「アップワードフロー方式連続冷却装置」

従来 タイプの下方への送風方法では、原料が風圧で圧縮され、ベルトの目詰まりの原因になるなど、通風の阻害要因がありました。「アップワードフロー方式連続冷 却装置」は、送風方向を下方から上方(アップワードフロー方式)に改め冷却効率の大幅な向上を実現。外気導入フィルターを通した清浄な空気を送風すること によりサニタリー性も向上しています。

[ 受賞 ]
H14.12.食品産業新聞社より「第32回食品産業技術功労賞」(アップワード方式連続冷却装置)

原料輸送技術

吸引式空気輸送と圧送式空気輸送という空気輸送技術に加え、省エネ、省スペースで騒音が少ない水輸送技術についてもすでに製品化。工場の環境・生産性に合わせたベストな原料輸送方式を提示します。

◆省エネと省スペースの原料輸送を実現する「仕込水輸送装置」

空気輸送やベルトコンベア輸送に比べ、大掛かりな装置にならず、埃や騒音を最小限に抑えることができます。洗浄性が高く、最近、急速に普及しています。

株式会社フジワラテクノアート

フジワラテクノアートは、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造分野で、醸造機械のパイオニア企業として麴づくりの全自動無人化への道を切り開きました。以来、そのオンリーワンの技術力が高く評価され、国内において製麴能力で約80%のシェアを占めるに至っています。
日本の食文化のグローバル化に伴い、世界20数カ国へ製品を輸出。さらに、醸造分野で培ったノウハウを活かし、濾過・粉体殺菌機械を開発。一般食品業界やバイオ業界への取組みを行うなど、卓越したプラントエンジニアリング力で豊かな食の未来を拓きます。