高野2

Interview

Interview

高 野

新卒採用
岡山大学大学院 自然科学研究科 応用化学専攻 卒業
2022年4月 入社
製造部 調達グループ

パズルのような仕事に魅せられ「高みを目指す」

現在どのような業務を担当していますか?
製造部で調達の仕事をしています。「調達」と聞くと「モノを買う」仕事を想像されるかもしれませんが、フジワラテクノアートの調達グループの業務は、出荷先の調整や適切な梱包、海外案件では通関の書類作成など、カバーすべき業務の範囲が幅広いことが特徴です。

調達品は「購入品」と「加工品」に大別され、私は現在、購入品を主に担当しています。加工品を扱う場合は、図面から部品を特定し、品質や注意点を的確に製作業者に伝える必要があり、購入品よりも高度な知識と経験が求められます。

一方で、購入品は点数が多く、広い視野で考えなくてはなりません。例えば、後の工程やストック場所のキャパシティを考慮して調達のタイミングを迅速に見極めた上で、品物の大きさによっては配送先を当社にするか作業現場に直送するか判断する必要があります。

業務を効率化させるシステムが導入されているとはいえ、納期・価格・品質のバランスを見ながら交渉したり、お客様と密にコミュニケーションをとったりと、人間の感覚や経験がものを言う世界だと感じています。

成長を実感したエピソードは?
初めて100~150枚ほどの図面で構成される案件の購入品をまるごと担当したときのことです。それまで部分的に担当していた仕事とは段違いの負荷がかかり、机の上にさばけていない図面の山がどんどん積みあがっていきました。

パンク寸前で焦っていたとき、先輩が「見積りをとっても変わらない物は、すぐに発注して手離れを良くしていくといいよ」「図面が山積みなると心理的にプレッシャーだから、整理して机の中に収めておくとラクになるよ」など、コツを伝授してくれました。

こうした経験を経て、入社当初はシステムの使い方や自分の業務を覚えることで精一杯だった私が、最近では周囲の状況を意識しながら動けるようになってきました。少しだけ先輩の考え方に近付いてきたような気がします。
フジワラテクノアートでの仕事の醍醐味は?
案件は全てフルオーダーメイドで、色々な種類の部品を扱います。同じ作業の繰り返しはほとんどないので、都度新たなチャレンジがやってきます。また、大企業のように仕事が細分化されていないため、1人が幅広い仕事をカバーすることになります。いろんな仕事に挑戦できて、やりがいを感じられる環境です。

調達の仕事は、発注漏れがあったり納期に遅れたりすると直接的にお客様に影響してしまう、責任ある仕事です。でも、先輩や上司が私を信頼して仕事のハードルを設けてくださると同時に、「何かあったときはフォローしてもらえる」という安心感があるので、より高みを目指すことができます。
入社の経緯についても教えてください。
大学院で化学関係の研究をしていたのですが、大学院を終える頃には「研究はもうお腹いっぱい」と感じていました。そこで、研究職以外で就職先を探していたとき、フジワラテクノアートの説明会に参加した院の同期から「雰囲気のいい会社だったよ」と聞いて興味を持ちました。

漠然と「人がいい会社に入りたい」と考えていたので、説明会で実際に社員の方々と話して「同僚としてだけでなく人として付き合いたい人が多そう」と感じたことが、入社の決め手になりました。
入社後のギャップはありましたか?
思ったとおりの雰囲気で、あまりにもギャップがないことにむしろ驚きました。
意外だったことと言えば、自分自身の適性でしょうか。入社当初はなんとなく製造技術や生産管理に興味がありましたが、研修中に調達グループの仕事を経験して「これは面白い!」と魅せられました。戦略を立てて効率のいい方法を探す調達業務には、ゲーム性があり、パズルのようですごく楽しい。研修を終えて希望どおり調達グループに配属となり、今もその楽しさは続いています。
これから挑戦してみたいことは?
現在は購入品を主に担当していますが、将来的にはより難易度の高い加工品を担当したいです。フジワラテクノアートの機械に用いられる部品には、高い品質が求められます。まずは自分なりに品質基準を把握して、それを外注先に的確に伝えられるようになりたい。
そのためにも、先輩や上長の仕事を観察し、分からないことは積極的に質問して、力をつけなくてはと感じています。まだまだ覚えることがたくさんあります!
高野3
最後に、フジワラテクノアートに興味がある人へのメッセージをお願いします。
入社して間もない頃、工場の職人さんに「若い人は失敗を恐れて初めてのことをやりたがらない。失敗してもいいからやったほうがいいよ」と言われたことが心に残っています。

会社や上司が経験のない人に仕事を任せたということは、失敗を想定して任せているはずです。カバーが効かない仕事は任せないはずなので、間違えてもこの世の終わりみたいなことにはなりません。何度も同じ失敗するのは良くないけれど、失敗することで「何がいけなかったのか」を学び取ることができます。失敗を恐れずに、ぜひ何でもやってみてください。
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1日のスケジュール


8:00   始業、納品場にて納入品の確認

8:30   メールチェック

9:00  発注、見積もり、荷下ろし、積み込み

12:45  生産管理会議(各部と客先納入までのスケジュール確認・調整)

13:45  発注、見積もり、荷下ろし、積み込み

16:45  退社

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