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元 優輔

島根大学 総合理工学部 地球資源環境学科 卒
2011年4月 入社
製造部 製造管理グループ 調達チーム 係長

「ヒト」「モノ」「予算」「時間」の調整役

直感で入社

大学で県外に進学しましたが、やはり就職は地元がいいなと思いフジワラテクノアートの会社説明会に参加しました。
その後、別日で会社見学をしたときに、「この会社で働きたい」と直感しました。想像していた製造業の工場のイメージとは違っていて第一印象でとても綺麗な会社だと思いました。フジワラ食堂があったわけでもなく、工場も私が入社後に増えましたから今とは違いますが...。学生当時、何もわからないながらも「いいな!」と思いました。そして当時対応いただいた採用担当の荻野さんの人柄も好印象で、他にも何社か受けていましたが、ここで作業着を着て、汗を流しながら働きたいと思い入社しました。

「やりたい」気持ちと「向いている」事の違いを知る
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入社1年目は社内外研修でひと通り現場を経験します。
社内では製造部の各チームをまわり、ものづくりの基本を教わりました。そして秋から春にかけて仮配属され、お客様である酒蔵で3ヶ月研修を受けました。
早朝から蔵元で、仕込みから一通り日本酒の製造を勉強できたのはとても貴重な体験です。元々入社時は現場希望でしたが、実際やってみると向いてなかったです。
研修後の配属から現在まで調達チームで、社内製作分の材料手配や外注製作先との工程管理の仕事をしていますが、自分は事務的なことのほうが合っていると感じています。


調達チームの仕事は、案件の全体を把握し「ヒト」「モノ」「予算」「時間」の調整役です。製品の図面が生まれて出荷されるまで、製品によっては長い期間関わることになりますが、とても面白いと感じています。
たとえば材料手配は、言われたモノを購入するという単純な仕事ではなく、出図された図面を読み解くところからはじまります。手元に届いた図面から、寸法を洗い出し、材料を拾い、見積もり→材料手配→各チームリーダーとの工程調整を行います。社内製作工程と協力業者が必要とする製作納期を、製品出荷日から逆算して全体の工程を管理、納期調整するのも私たち調達チームの仕事です。

自分発信で学ぶ、社内で学び合う

配属当初は図面が読めず、自分で図面持って、現場に走って聞いたりしていました。
寸法間違いなどのミスも厳しいことも言われましたが、それはいいものをつくりたいという思いと自分への優しさだと今は思えます。厳しく言われても、やりきりたいという気持ちがあったし、仕事で楽しいこともあった。嫌々やっていたら多分ずっと嫌なまんまでしょう。もともと楽しみながらやらないと面白くないという性格もあり、頑張っているといつの間にか周りも優しくなっている(と自分が感じています)し、経験を積むことで仕事の面白さも一層感じるようになれました。最初の失敗経験を乗り越えて仕事を続けたからこそ、今の信頼関係がある、自分発信で学ぼうとすることが大切だと思います。


フジワラテクノアートは社内勉強会も活発に行われています。
私も数人で集まり溶接が得意なメンバーに講師になってもらい、溶接監理技術者(WES2級)を取得しました。
品質管理のためでもありますが、溶接と言っても色々です。社内や外注先との打ち合わせで、何かおかしいなと思ったときに対等に話ができること、解決策をこちらから発信できることが大切だと思い取得しました。
溶接、組立、機械加工のバランスの良さがフジワラテクノアートも強みだと感じています。

自分で仕事のペースをつくる

ここ数年で社内改革が進み、働き方の多様性が出てきました。
私は、朝早めに会社に来ます。目標は定時で仕事をきちんと終わらすことです。
残業をしないといけないときもありますが、夕方2時間残業して帰宅をしたら20時。夕飯を一緒に食べようと思っても子どもはもう寝ているんですよね。
朝は家族みんな寝ているので、父親がいなくても分かりません(笑)。
来年1月には二人目が生まれます。当社は父親も5日間育児休暇を取得できるんです。2日くらいは取得して、妻が入院中は上の子どもの面倒を見ようと思います。
産休育休に関する男性の制度利用は進んでいると思います。形だけの制度ではなく実際にとりやすい、社員にとても優しい会社だと思います。
これもチーム内できちんとフォローができるからというのもあります。とても仲の良いチームです。
この会社でやっていこうという仕事へのモチベーションにも繋がっています。

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キャリアステップ

配属先 ストーリー
2011.4-2011.10 入社半年間は製造部の各チームで新入社員研修を受けた。 主に醸造機械の基礎を学んだ。
2011.11-2012-2 3か月 お客様の酒蔵で日本酒の製造を勉強。 日本酒の製造工程や機械の知識を学んだ。
2013.3-現在 製造部 調達チームに配属。製麹装置の利便性を高めるための新規制御に取り組む。 溶接知識が必要になるため溶接監理技術者(WES2級)を取得。
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1日のスケジュール


6:30  出社、メールチェック

7:00  工程表の製作

8:00  工場との打合せ・調整

10:00  部品の納期確認・調整

12:00  昼食休憩

12:45  外注先(協力業者)との打合せ

14:45  社内製作の材料手配

16:45  定時退社

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