フジワラテクノアートの使命

Our Mission

醸造を原点とする

 21世紀が目前に迫った1998年、アジア通貨危機に端を発する大不況が当社を襲いました。生き残りをかけて、事業の多角化、ファブレス化などが検討される中で、前社長は「醸造一本でやっていく」と決断。当時手がけていた一般産業向け自動化設備などから完全に手を引き、醸造機械メーカーとして生きる覚悟を決めました。

 フジワラテクノアートのルーツは、1933年、創業者・藤原研翁が興した藤原製作所。醸造機械の製作からスタートした小さな町工場でした。その原点に立ち返り、ひたすら道を究め、道を切り拓いていくこと。醸造分野において、日本、さらに世界中を見渡してもどこにも存在しない「唯一無二の技術力」を持つ企業を目指したのです。

 創業から80余年という長い歴史の中で蓄積された経験とノウハウに加え、お客様のご要望にお応えする形で磨き上げた技術は驚くほどの進化を遂げてきました。その技術は一般食品や食品以外にも応用され、事業のフィールドも醸造という枠を超えて大きく広がりつつあります。

 それは、畑違いの分野への参入というより、あくまでも醸造から発展し広がってきた事業です。醸造こそが、すべての原点。醸造に懸けるフジワラテクノアートの一途な思いは、永遠に変わりません。

技術と感性を高める

 社名のテクノアートは、技術と感性を指す言葉です。どちらも私たちが前へ進むための動力で、両輪のように一体となって、初めて強い推進力が得られるのだと考えます。

 技術は文字通りの意味ですが、感性については様々な意味が込められています。時代を読み取るアンテナ、新しい潮流を生み出すセンス、まっすぐに行動するチカラ。そして、すべての中心にあるのが、お客様に尽くす「心」です。

 醸造とは本来、大変な手間と時間をかけてじっくりと丹念に醸し出すもの。そこに醸造家の愛情や強い思いが加わるから、人々に大きな感動を与えられます。私たちも同じで、一見すると武骨な機械にも、苦労と喜び、発見、感謝などお客様への多くの思いが宿っています。

 心を尽くして最高の技術をお届けすること。お客様の理想を実現していくために、フジワラテクノアートは技術と感性をさらに高めていきます。

世界中の人々がともに喜び合える

 創業以来、フジワラテクノアートが主に手掛けてきたのは、醤油、味噌、清酒、焼酎など日本の醸造食品を生産するための機械です。時代とともに、日本の醸造技術が海外でも注目されるようになり、また日本の醸造食品メーカー様が海外に現地工場を設立するケースも多くなったことから、醸造機械・プラントの輸出案件が徐々に増えてきました。

 そして、21世紀を迎えたあたりから、外部環境が劇的に変化してきました。海外でも安心・安全の意識が高まる一方で、日本食が世界的なブームとなり、その引き立て役である醸造食品も大きな注目を集めるようになりました。フジワラテクノアートにとっては、すべてが追い風になる形で海外における業績拡大を続けています。

 今や活動の舞台は、世界四大陸20ヵ国以上。日本の醸造食品だけでなく、各国の特色ある醸造食品や食品以外にも対応する機械・プラントを開発し、設計製造・据付・アフターを含めた総合的な技術輸出を行っています。

 世界中の人々がともに喜び合える、そんな姿を思い描きながら、フジワラテクノアートは醸造の分野で磨き上げた技術を世界各地にお届けします。

感動に満ちた社会を実現する

 私たちのお客様はメーカー様が主で、いわば売り手側にいる方々です。当然、その先には買い手側となる多くの生活者の方々がいて、常にその存在を念頭に置いて仕事をする必要があります。

 あらゆる法律・規制の順守はもとより、食品の安全・安心の確保、工場周辺への環境対策にまず万全を期すこと。その上で、生産性を高め、機械を通して生産される商品の品質向上を目指します。生産活動に関わる社会的な責任をお客様と共有することが、業務遂行の土台になるという考えです。

 物理的な力で、人の心は動きません。相手に対する強い思い、心の力が、人に感動を与えます。目の前のお客様に心を尽くすとともに、その先にいる方々の幸せ、家族団らん、子供たちの笑顔に思いを馳せながら仕事をする。心のある技術が、フジワラテクノアートの強みです。


株式会社フジワラテクノアート

フジワラテクノアートは、醤油、味噌、清酒、焼酎などの醸造分野で、醸造機械のパイオニア企業として麴づくりの全自動無人化への道を切り開きました。以来、そのオンリーワンの技術力が高く評価され、国内において製麴能力で約80%のシェアを占めるに至っています。
日本の食文化のグローバル化に伴い、世界20数カ国へ製品を輸出。さらに、醸造分野で培ったノウハウを活かし、濾過・粉体殺菌機械を開発。一般食品業界やバイオ業界への取組みを行うなど、卓越したプラントエンジニアリング力で豊かな食の未来を拓きます。